先月の講座でアイゼンの講習までやったのに、春を思わせるポカポカ陽気と大雨のせいで、観音峰には霧氷どころか、雪もありませんでした。楽しみにしていたメンバーさん、戦々恐々としていた方々にも、肩すかしとなってしまいました。
雲が低く、小雨のような、霧雨のような中を出発。
あっというまに観音平に着き、あずまやで昼食。先客は一人。今月初旬に下見に来た時には満員だったのに。
「胃袋に血液が全部行って、身体が動かない~!」との声を背に受けつつ、観音峰展望台へ。雨が上がり、汗が出てきました。雨具を脱いで、ダウンジャケットを脱いで、フリースを脱いで・・・って、一体何枚着てきたの?!
我々以外誰もいない展望台。気持ちいい~!!ということで記念写真。
ここから山頂まではまだちょっと登らなければなりません。途中でリス(またはネズミ)の食痕(しょっこん=食べたあとに残されたもの)を発見しました。「森のエビフライ」と呼ばれます。マツボックリをかじって、中の松の実を食べたものです。
傾斜はきついけど、青空が出てきました。
山頂に到着。赤松の大木や、奇妙な樹形のブナが印象的です。いつも行っている低山とは植生が違い、スケールも大きいので、皆さんには満足いただけたようです。
下りは好き好きに、落ち葉を踏みながら歩きました。道ではないところを歩いてみるのも楽しいものです。ただし、元の道を見失わないようにね。
雨雲は眼下に下がって雲海になってました。雲海を見るのが初めての方もおられたようで、観音峰からの粋なプレゼントでした。
下り道の途中で、観音の岩屋に寄りました。すっかり「下山モード」になっていた方々にとっては、登り返すのがかなりつらかったみたいです。
予定では16時のバスに乗るつもりでしたが、15:30の臨時バス「霧氷号」に乗れそうなので、ちょっと頑張って歩いてみました。皆さんの顔からも笑みが消えて・・・。
間に合いました~!皆さん、よく頑張りました!役行者と、洞川名物「陀羅尼助丸(だらにすけがん)」の看板前で、またしても記念写真。帰りの霧氷号は貸し切り状態でした。でも誰も言葉を交わさず、こっくりこっくりとうたた寝。寒い中での登山は疲労倍増ですからね。
下市口駅にて。電車を待つ間、温かい飲み物で一息つきます。熱燗があったら、なおよかったけどなあ。
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