2012/12/23

2012年12月22日 滋賀県・飯道山は五里霧中?!

今年最後の講座とあってか、雨の予報にもかかわらず、8人も参加されました。Mr.Dashは仕事で来られないため、
今日のピンチヒッター随行員はY代さんです。受講生の方々とは初の顔合わせとなります。

今日の集合場所は信楽高原鉄道の紫香楽宮跡駅。ともちゃんが住む奈良からは、加茂、柘植、貴生川と、何度も
乗り換えなければなりません。なのに、あちゃー!やってしまいました。一本早い電車に乗れたと思ったら、
京都行きだったのです。今日まで、加茂は京都までの途中の駅だと思い込んでいました。亀山方面に向かわなければ
ならなかったのですね。慌てて木津に戻りましたが、加茂行きが来るのは30分後。スマホで乗り継ぎを調べたら、
どうがんばっても1時間の遅刻になってしまう!柘植駅からタクシーを飛ばすことに決め、Y代さんには、ともちゃんが
遅れることをみなさんに伝えてもらうようメールでお願いしました。

タクシー代がいくらかかったかは聞かないで・・・。ご一緒したN川さんが助けてくれましたけど・・・。申し訳ない(X_X;)>
高い授業料を払って、奈良県と京都府の境の地理を勉強しました。トホホ。

20分ほど遅刻して、みなさんと合流。飯道山は貴生川駅からしか登ったことがないので、まずは登山口を探さなければ
なりません。ガイドブックには、それがいちばん難しいと書いてありましたが、やはり難しかった・・・。住宅地に入ったら、
ぐるっと回って元の場所に戻ってきてしまいました。山道で迷うことはめったにないけど、町ではよく迷子になります。

気を取り直して307号線沿いにしばらく歩くと、「滋賀サファリ博物館」がありました。
残念ながら、日曜・祝日しか開いてないそうです。




手書きの看板がシュールです。





紫香楽宮跡と呼ばれる場所は、今では甲賀寺跡と言われています。北に位置する宮町あたりが紫香楽宮跡の
遺跡群だそうで、「宮町遺跡展示館」がありました。ここは平日のみ開いてます。つまり、土曜日に来た我々は、
サファリ博物館も宮町遺跡展示館も見られないってこと。ざ~んねん!





長い車道歩きを経て、ようやく登山口に到着しました。やっと土の道を歩ける~。



地蔵宿という場所には石仏が。説明板に「六道をみちびきたまう地蔵尊 前にいこうも えにしなるらん」と書かれて
あり、「六道ってなんだっけ?」という話になりました。そこでO屋さんがおもむろに取り出したのがiPhone。
最近買ったばかりで、音声入力のSiriにハマっているそうです。O屋さんが「六道て何ですか?」とiPhoneに
向かって話すと、「聞き取れませんでした」という答え。言い方を変えたりして、何度チャレンジしても、答えて
くれませんでした。ちなみに、六道とは「仏教において迷いあるものが輪廻するという、6種類の迷い ある世界のこと」
だそうです。ともちゃんは鉄道で迷い、登山口を探して迷い・・・。お地蔵様の導きが必要です・・・。





「金亀水」には手押しポンプがありました。「子供のころには、家にこんなのがあったわー」と、S木(♀)さん。





飯道神社本殿は、極彩色の美しい装飾が印象的。





神社の境内でお弁当を食べました。神社の裏手には行場があるのですが、霧が濃いのと、岩が濡れているので
回るのはやめておきました。





仲良し姉妹のM原さんとN川さん。





久しぶりに参加のS木(♂)さん。受講日の日程、もう忘れないでねー。O本さんも、男性の仲間と会えてうれしそう。






本殿前にて。霧のせいで建物の全貌すら見えません。





ちょっと歩くと飯道山の山頂です。三角点があります。しかし周囲は真っ白。





石がゴロゴロした急な坂を下り、登山口看板に到着。「こっち側からの案内板や道標はしっかりしてるね。」





なぜこっち側を下山に選んだかと言うと・・・。地ビールレストラン「寿賀蔵」があるからです!





ここで地ビール「びわこいいみちビール」が作られています。





地ビールとおつまみでミニ忘年会。ともちゃんもタジタジの、Y代さんの豪快な飲みっぷりに感心した一同でありました。

2月に滋賀県朽木村でクロスカントリースキー体験ができる宿泊企画があります。今回は和気あいあいと
やりたいので、この教室の受講生さんだけを対象にしています。参加人数が少なければ、外からも募集することが
あるかもしれませんが。受講生のみなさん、お早目に申し込みくださいねー。

2012/11/18

2012年11月17日 雨の中の紅葉狩り

週間天気予報では、ずっと前からこの日は雨。前日の夕刊に掲載された降水確率なんか、100%!
で、やっぱり今日は朝からパラパラと雨が降っていました。昨日はあんなに晴れていたのに!!

案の定、朝から欠席の連絡がひっきりなしに入ってきます。こんな天気の日に、わざわざ山に登りたくない
という気持ちは、ともちゃんにも分かります。今日の参加者は5人となりました。2、3人と予想していたので、
多いほうです。






高槻市駅からバスで磐手橋へ。雨具を身につけて歩きだします。





金龍寺跡に到着。ここの紅葉を期待していたのですが、まだ緑のほうが多くてがっかり。そろそろ真っ赤になって
いるころだと思っていたのになあ。





むりやり赤いところを探して写真を撮りました。





淀川を見下ろす展望台に出ました。しかし雨で景色はかすんでしまっていて・・・。





若山の三角点にて。地味な山頂です。ガイドブック「大阪府の山」を書いたころは、もっとササが生い茂って、
もっと地味でした。今は立派な道標も立って、分かりやすくなってます。





新大阪ゴルフクラブのへりを歩いて、若山神社の上部に出ました。黒い幹のツブラジイの木が目立ってきます。
このあたりはこのツブラジイが群生していることが大きな特徴なのです。神社まで、暗くて傾斜のきつい道が
続きます。





目の前が明るくなったと思ったら、若山神社のカエデが見事に紅葉して出迎えてくれました。感激!






雨の中を歩いてきた苦労が報われたような気がして、笑顔で記念撮影。






大型テントとテーブルもあり、ゆっくり紅葉狩りしながら昼食をとることができました。来週はこの神社で秋祭りがあり、
音楽の演奏や、たこ焼き、おでん、ビールなどの露天が出るそうです。ビールはふもとのサントリーかな?





いやあ、いい紅葉だ!金龍寺跡と若山神社では紅葉のピークの時期がずれるので、このコースを歩いて
両方の場所で紅葉を楽しむという欲張りな計画は無理ってこと?同じような標高で、それほど離れてもいない
のに、これだけ違うのは不思議です。いろんな条件があるんだろうね。





参道でツブラジイを拾い集めました。ふつうのシイの実と違い、名前の通り円らです。アクがほとんどない
ので、そのままでも食べられます。軽く炒ると皮がむきやすくなり、甘みも増します。





予定では天王山まで歩くことになっていましたが、雨足が強くなってきて、足元が滑りやすくなってきたので、
歩き続けるのは危険と判断し、ここで下山することにしました。若山台バスセンターバス停で、レインウェアを
脱ぎます。なぜか満面の笑顔のO屋さんとM本さん。「雨でも、山に登って楽しいと思うなんて、おかしいよねえ。
トモコ先生?」と言われて、ともちゃんまで嬉しくなりました。

2012/10/28

2012年10月27日 金剛山妙見谷&カトラ谷 新学期早々のハードなコース

今月から新学期。珍しく(?!)新入受講生がありました。それも久々の男性受講者!S木さん、
仲間ができてよかったねー。と言おうとしたら、今日は欠席。
最近あまり、受講生が増えることを期待しなくなっていたので、いつもどおりのカリキュラムを組んで、
ちょっとハードめのコースを設定していました。「先生、新入生がいるのに、このコースはかわいそう
なんとちゃう?」とご指摘を受けましたが、「簡単なコースだったら登山教室に入らなくてもいいけど、
教室を受講したら、こんな難しいコースを歩けるんだと思ってもらえるやん」と言い訳。







さっそく、ハシゴが出現します。固定されておらず、ロープで吊り下げられているだけなので、
両腕で押さえつけないとグラグラ揺れます。







今日は沢の水が多く、渡渉がちょっと難しくなってます。濡れることを怖がらず、しっかりと
足をついて歩きましょう。







早くも、今日のハイライト、妙見滝の登場です。







滝の左岸を登ります。







沢の中を歩くこともしばしば。







沢の水がなくなり、急な傾斜を登り詰めたら、ブナの林が現れます。黄葉しかかって、なんとも
いえないキレイな色を見せています。







売店前のカエデは見事に赤く染まっていました。それにしてもすごい人混み!







山頂広場にて記念写真。







お弁当を広げる人たちがたくさん。あいかわらず人気の山ですな。







カトラ谷を下りに使うのはあまりオススメしません。ですが、北アルプスの山にはこんなところもあるので、
練習のために下りてもらいました。ストックの使い方、使わない判断、滑りにくい歩き方など指導しましたが、
いかがでしたか~?







ハシゴもいくつかあります。こういう場所ではストックはかえって邪魔になります。







周囲が明るくなってきたと思ったら・・・。







砂防ダムがいくつかできてました。必要なのかなあ?まあ、去年の台風の影響があったのかも知れないし。
初参加のO本さんは、「楽しかった」と言ってくれました。また来月をお楽しみに。次は男性二人がそろうといいですね。


ところで、今日のお昼にみなさんに配ったおやつのレシピを、ご要望にお応えして掲載しておきます。


ライスクリスピーー・トリート(Rice Krispie Treat)
マーガリン 大さじ3
マシュマロ 280グラム
ライスクリスピーシリアルまたはポン菓子 6カップ
サラダ油少々

(1) マーガリンとマシュマロを耐熱容器に入れ、2分加熱する。
(2) 取り出して混ぜ、さらに1分加熱する。
(3) シリアルを加え、全体にからまるまで混ぜ、サラダ油を塗った型に2を押しこむ。
(4) 冷めてから切る。

ナッツやドライフルーツ、チョコなど、お好きなものをまぜてもOK!山でのおやつにどうぞ。

2012/10/01

2012年9月29日 青山高原リベンジ

去年台風の影響でコース変更した青山高原。今年こそは!と祈りつつ、また台風が接近中。どうなることやら・・・。






東青山駅に集合して、歩き始めます。林道に入る直前に、一匹のサルが悠然と前を横切りました。






林道に入って間もなく、ヒモ状の物体がぶら下がっているのを発見しました。近づいてよく見ると、
1ミリほどの小さなクモがびっしり!!ひょえ~!!どうやら、卵嚢から出た子グモが集まって いるようです。クモの「まどい」というらしいです。






滝見台にて、布引の滝をバックに記念撮影。ラインダンスみたいに足を上げているけど、柵に
隠れてしまいました。






滝の近くまで下りてから、滝のそばを登って遊歩道に出る道もありますが、今回は時間と体力を
セーブするため、一番上の霧生滝の上に出る道をとりました。頑丈な橋があります。






しばらく沢沿いの道を進みます。水音と、沢からの冷たい空気のおかげで、心地よく歩けます。






丸木橋をいくつか渡りますが、束ねた丸太のうちの1本が腐っていたりして、ちょっとスリリングです。






「怖~ッ!!」「腰が引ける~!」


沢から離れて、シダとコケが美しい道をたどります。






青山高原に到着。髻(もとどり)山(756.0m)の二等三角点は、ふるさと公園内にあります。






三角屋根のレストランは廃業しています。ちなみに建物は売物件になってました。






髻山の二等三角点。かなり大事にされている様子。後ろに見えるのは、青山高原名物、
風力発電用の風車群。






ふるさと公園の遊歩道を通り、あせびの丘に向かいます。シカのフンがたくさんあるので注意して
歩きましょう。途中にはアスレチック施設もあります。






太鼓橋を渡ります。






あせびの丘に到着。二人ずつ腰掛けられる樹脂製のベンチが並んでいます。






あとはひたすら下るのみ。植林の中の道は退屈ですが、眠気をこらえて歩きましょう。50分ほどで
林道に合流し、往路をたどって駅に向かいます。

午後からあやしい空模様になってきたけど、なんとか天気がもってくれてラッキーでした。