2010/12/23

2010年12月18日 今年最後の講座は茨木市最高峰へ 

ともちゃんの登山教室、2010年最後を飾るのは、何と地味にも大阪府茨木市最高峰・竜王山(510m)。JR茨木駅に集合し、阪急バスで忍頂寺バス停へ。10月の宿泊登山で膝を痛めてから休会していたM下さんが復帰され、先月お休みだったM原さんも参加となって、一年の最後を締めくくるにふさわしい顔ぶれが揃いました。




バス停から宝池寺を経て山頂まではあっと言う間。地味な山頂で記念写真。




高い展望台の階段をぐるぐる上ってみたものの、あいにくガスっていて展望なし。それでも遠くかすんで見えるビルなど眺めて、「あれはATCかな」「スカイビルが見える」と話がはずみます。




穴仏、負嫁岩への分岐にさしかかると、反対側から「待って~!」と走ってくる人影が。あれ?O屋さん?どうして?

どうやら、列の真ん中にいたO屋さんは、自分の前とも後ろの人とも距離が開いてしまい、なぜか近くにいた別のパーティーにくっついていって、分岐で反対側に行ってしまったようです。途中でおかしいなと気づいて引き返したところで、ともちゃんとM下さんを見つけて追いかけてきたというわけ。はぐれる人のないようにと、リーダーとサブリーダーで列の前と後ろについているのですが、まさか列の真ん中の人がはぐれるとは・・・。やはり分岐ではちゃんと立ち止まって、全員が揃うまで待たなければなりませんね。




急な斜面を登って負嫁岩の上に行きます。急斜面の下りが苦手なO屋さんとM本さんは、ズボンが汚れるのもかまわず尻セード。クリスマスカラーの二人がゲラゲラ笑いながら滑り降りる姿はお茶目でした。




瀧不動明王の前でひしゃくに水を受けるM下さんとO里さん。水の勢いが強くて、ひしゃくにたまるより、跳ね上がる水のほうが多いんですけど・・・。びしょびしょになっても満足げなお二人です。




岩屋で昼食。昨年末に訪れた最勝ヶ岳に祀られている開成皇子が修行したといわれる場所です。この開成皇子、ともちゃんの見方では、「クライミング好きの道楽息子」というイメージなんですが。




そのクライミング好きの皇子の足跡をたどるため(?)我々も岩屋の奥へ進みます。突き当たりは煙突状になっており、鎖を頼りに登っていくことができます。ただし足場は滑りやすく、ホールドも少ないので、クライミング経験のない人がビレイ無しで登ると危険です。「3、4人までならビレイするよ」と言ったら、どやどやと6人が手を上げたのでびっくり。みんなスリルの虜になってしまったみたい。



岩で遊んだ後は、車作へ下り、ダンプが行き交う道路を歩いて武士自然歩道へ。竜仙の滝の前で記念写真。




萩谷総合公園のサザンカがたくさん咲いてました。




摂津峡の上流の公園はステキな場所でした。




塚脇のバス停からJR高槻駅へ向かい、そこで解散。その後は毎年恒例の(とは言っても去年からですが)「反省会」の始まりです。近くのアルプラザ内にある「串家物語」に入りました。
「カンパーイ!」




ここは自分で揚げて食べるバイキング方式の飲食店で、串揚げのほかにも飲茶やサラダ、カレー、ケーキ、ソフトクリームなども食べ放題となっています。気分まで揚がる?

反省会とは言っても、何も反省せず、「来年もよろしく!」とまとまったところでお開きとなったのでした。

2010/11/30

2011年11月27日 大原山~千光寺で紅葉狩り&修行

去年の紅葉はそれはそれは見事なものでしたが、今年は猛暑と急な冷え込みで、もっとすごいらしい。そういう期待を抱いて、枚岡駅に降り立ったのでした。




早速、鳥居をくぐって枚岡梅林へ。




すばらしい青空!




神津嶽(かみつだけ)山頂にて。天気がいいと、コントラストが強すぎて写真が・・・。一長一短ですな。




このあたりから、新入生のM本さんがペースダウン。厚着しすぎが原因と思われます。晴れたせいで朝は冷え込んだものの、昼間はポカポカ陽気になったので、タートルネックとダウンジャケットはさすがに暑かったでしょう。

<ともちゃんのちょこっとアドバイス> 登山には薄手のものを何枚か着て、こまめに脱ぎ着することで体温調整できるようにしましょう。「暑いけど、これ以上脱ぐものがない!」とか、「フリースを着ていたら暑いけど、脱いだらTシャツなので寒い!」などと困らずにすむようにしましょう。タマネギみたいな重ね着(レイヤード)を心がけてください。




生駒ドライブウェイ沿いのカエデは真っ赤になってました。美しい~!




紅葉が目にしみる~!!




千光寺の行場で度胸試し。まずは「西の覗き」近くの岩からおそるおそる覗き込みます。




「鼓岩」から、顔だけ出した写真。




千光寺奥の院の裏行場で、ハーネスとロープで確保して岩登り。千光寺のお坊さんが出てきて、「責任者はどなたですか?!」と言われてギョッ。中止させられるのかと心配しつつお坊さんのもとに行くと、「無断で登られると困る」「岩にボルトを打ったり、傷をつけたらダメ」「けが人が出たら寺の責任にもなる」という言い分でした。そこで「今から許可願います」「岩には絶対に傷をつけません」「安全には配慮します」と誠意をもって交渉すると、しぶしぶながら許可してくださいました。今後裏行場を利用したい方々には、前もって千光寺に申し込むことをお勧めします。




1年もたつと、受講者さんたちの身のこなしも軽くなってきました。岩場に対する恐怖心もなくなってきたみたい。




清滝石仏群を見ながら下山。川面にかぶさるように生えるカエデも紅葉してました。




陽気につられて桜も狂い咲き?花見までできちゃいました。

2010/10/26

2010年10月23日 滋賀県・大谷山からは琵琶湖と日本海が一望!

宿泊登山からわずか1週間での山行でしたが、みなさん疲れも見せずに元気に参加されました。



休耕田にはコスモスが満開でした。




登山道わきには、早々と色づき始めた葉も。




先週の木曽駒ヶ岳があまりに寒かったので、厚着してきた方もちらほら。今日は天気が良く、かなり暑かったかも。日中は半袖で十分の気温でした。「眺望コース」から、マキンピックランド付近のメタセコイヤ並木を見下ろします。




なんと、季節外れのイワカガミの花を発見。夏の猛暑と、急激な冷え込みで狂い咲きしたのか?




気温が高いせいで、もやがかかったようになっており、あまりはっきりとは見えなかったものの、大谷山山頂
から琵琶湖と日本海を見下ろすことができました。この稜線は分水嶺となっていて、「高島トレイル」の一部として
知られています。




マキノスキー場への下山路はブナが美しいところ。春先はイワカガミ群落も咲き乱れ、ともちゃんお気に入りの道です。




鮮やかなレモンイエローの毛虫を発見。大きくなったらどんな虫になるのかな。




ススキ野原を歩きます。秋だなあ。




マキノスキー場は、無雪期にはキャンプ場となります。区画分けされていないので、好きな場所に好きなように
テントを張ることができます。この日も真新しいテントがいっぱい。バーベキュー楽しそうだな。




「マキノ温泉さらさ」に入浴することなく帰りました。バス停そばに植わっているアカマツの枝に、スズメバチの巣を
発見!!ちょうどバス停の真上にあります。先日キイロスズメバチに刺されてから、人生にリーチがかかっているともちゃん
としては、バスに乗り込むまで生きた心地がしませんでした。誰か早く駆除して~!!

来月は生駒山系の大原山です。去年みたいにきれいな紅葉に巡り合えるといいな。

2010/10/18

2010年10月16日~17日 「日帰り」登山教室メンバー、宿泊登山に行く!

企画に手間取ったり、人数が集まらなかったりして、催行が危ぶまれた今回の山行。
でもなんとか今日に至りました。天気もいいし、いい山日和です。

梅田から観光バスで一路駒ヶ根高原へ。たった12人なのに、40人乗りのバスは贅沢!
早起きした分、ゆったりしたスペースで睡眠を取り戻しつつ向かいます。

駒ヶ根近辺にはM下さんが若い頃に造った高速道路の橋が3つもあるそうです。せっかくなので、
橋に近づいた頃に、マイク片手にその頃のエピソードを語ってもらいました。




菅の台から登山バスを乗り継いでロープウェイの駅・しらび平へ。途中、カモシカの
歓迎も受けました。





紅葉シーズンのロープウェイは30分待ち。ようやく千畳敷に到着すると、今度は真っ青な
空が迎えてくれました。





さあ、出発だー!





登山道の途中で休憩。「富士山が見えるよー!」





小屋に着いて早々に、荷物を置いて、ハーネスを着けて、いざ宝剣岳へ!





固定ロープを伝って、慎重に登ります。結構楽しいかも。





宝剣岳山頂!達成感!!





山小屋で用意された部屋は二つ。こちらは男性3人、女性9人。昔懐かしい「グーとパー(グッパー)」で
部屋を決めました。





温かい布団で眠り、朝は5:30に出発。とは言っても、日の出は5:55、朝食は6:00なので、小屋から
ちょっとだけ歩いた場所で日の出を迎える予定でした。ところが雲が厚くて太陽は見えず、結局いつ
日の出があったのか分からずじまいでした。

朝食をすませてから、木曽駒ヶ岳へ向かいます。昨日と違って風が強く、気温も低くて寒いのなんの!





途中の中岳で記念写真。





木曽駒ヶ岳山頂。バックに富士山と宝剣岳を入れた、欲張りな写真です。

下山中、両膝が痛くて歩くのに苦労している山ガールと遭遇。あまりにつらそうなので、テーピングと
痛み止めのシップをしてあげました。ちゃんと下山できるといいなあ。





長~い坂をがんばって下り、この笑顔!





下山後はお待ちかねの温泉です。こまくさの湯でゆったり温まり、味わい工房で弁当&地ビールで乾杯!
「これが楽しみで山に登ってるようなもんやなあ(笑)」





食事後は、さっきまで飲んでいた地ビール「南信州ビール」の醸造元、マルスウイスキー駒ケ岳醸造所
で工場見学&試飲。
我がパーティーは、12人もいるのに、お酒が飲めない人が一人もいないという珍しいグループです。
みんな大喜びで飲むは飲むは・・・。地ビールはもちろん、ウイスキーやワインもおいしいと好評でした。





帰りは渋滞に引っ掛かりましたが、ロープワークの練習で退屈知らず。でも車酔いしない程度にしてね。

初めての企画にしては、うまくいったほうではないでしょうか。また楽しい企画を考えますね~。


















2010/10/07

宿泊登山講座 催行決定!

最少催行人数の15人には達しなかったものの、11人も集まったということで、朝日旅行、JTB朝日カルチャー、
そしてともちゃんのギャラをちょっとずつ削って、催行にこぎつけました。

いい天気になるといいなー。

2010/09/29

2010年9月25日 金剛山・モミジ谷には秋の気配

受講の申し込みをしていながら、ずっと欠席だったO田さんが、ついに初参加してくださいました。
今後ともよろしくお願いします。

今回の行き先は金剛山。「え?今さら金剛山?」と思った方もいたでしょうが、そこはいつも何か
ひねりがあるともちゃんの登山教室。フツーの金剛登山ではありません。今日のコースは、
ポピュラーな金剛山なのに道標がないので、知らないと入りにくいモミジ谷ルートです。



ツリフネソウがきれいでした。




林道から外れてすぐに川を渡ります。始めはおっかなびっくり渡っていたみなさんでしたが、
「たいていの登山靴は、水深3センチくらいまで浸けても水が入ってこない」と伝えると、
思い切ってばしゃばしゃ歩いて渡渉するようになりました。不安定な飛び石を探して渡るより、
そのほうがずっと安全です。




いくつかの堰堤のわきもよじ登ります。




ふくらはぎが痛くなるような急傾斜を登って沢を離れると、ブナが美しい稜線に出ます。




これまでの険しさはウソだったかのように、あっけなく山頂への林道に出ます。
さっきまで急傾斜をがんばって登っていたくせに、神社の前で「え~っ、この階段を上るの?」
だって。せっかく来たんだから、もうひとがんばりしましょうね。




山頂はご神体で立ち入り禁止。なので、ここが山頂ということで、はいポーズ。




帰路のタカハタ谷もスリリングな場所がいくつかあって、退屈しないルートでした。

予想に反して、コケたり滑ったりする人もなく、しかもコースタイム通りに歩けたので、
さすがに1年以上続けていると歩き方も上手になり、体力もつくものだと感心させられました。
この調子で来期も楽しく歩き続けましょう!