2009/12/28

2009年12月26日 箕面・最勝ヶ峰で年忘れ

今年最後の講座は勝運祈願のお寺・勝尾寺(かつおうじ)を経て、最勝ヶ峰に登頂し、紅葉の名所・箕面の滝をめざすというコース。ほとんど観光やね。来月もお寺がゴールだし、講座名を「週末お寺詣り教室」に変更したほうがいいのかも(笑)



前の週の金曜日にインフルエンザA型の感染が発覚したものの、早めの投薬と、1週間近くずっと家でゴロゴロしていたのがよかったのか、この日までにちゃんと回復したともちゃん。11月から身を削るようにして働き続けているMr.Dashよりも元気です。

初っ端からバスを乗り違えて、10分ほど余分に歩くことになってしまいました。相変わらず街中には弱い、頼りない講師でスミマセン。山道に入れば失敗が少ないのにね。

前日までの天気予報では降水確率がかなり高かったのに、雨は夜のうちに降って、当日には青空も見えるくらいになりました。きっと、受講者さんたちの今年の行いがよかったのでしょう。落ち葉をサクサクと踏んで歩きます。




少し寄り道して「しらみ地蔵」を見に行きました。地蔵と呼ぶには結構な大きさ。思わず周囲を回り始める人々・・・。お百度参り???





「悪い虫に寄り付かれませんように」と願いながら記念写真。「若くて美人(男前)の虫やったら、ちょっとくらいならついてもええんやけどな~」との声も。同感です。ちなみにともちゃんは「頭かゆい」のポーズ。分かりにくいね。





歩幅の合わない長ーい階段を下りると・・・。





絢爛たる勝尾寺が出現。





初詣客を迎える準備はバッチリです。





いろいろなサイズのダルマがそろってます。子供のころから勝負事には興味のない(というより勝ったことがないので最初からあきらめている)ともちゃんには、祈願することがないなあ。あ、でも、来年こそは、食欲に負けることなく、ダイエットを成功させたいなあ。ウエストがくびれたダルマって売ってませんか?





最勝ヶ峰手前の、ちょっと展望が開けたところで昼食。陽が射して、ポカポカとお昼寝日和です。食後はMr.Dashによるアイゼン&防寒具の講習。凍った道を歩くときに滑り止めとして靴に装着するのが「アイゼン」です。英語で「クランポン」とも呼ばれます。手軽なものではコンパクトな4本爪のものがあり、万が一に備えてザックにしのばせるのにいいサイズです。歩きやすいのは6本爪のタイプでしょう。写真でMr.Dashが着けてみせているのは12本爪タイプです。これは冬季のアルプス登山など、凍った急斜面を登るのに使います。この教室で登る山には無用の長物です。





防寒具のひとつ、目出し帽。別名バラクラバです。これをかぶったまま銀行やコンビニに行かないようにしましょう。




最勝ヶ峰山頂から付けられていた木道は、通行禁止になっていました。老朽化で、抜け落ちている箇所があって危険だからという理由。でもこの木道、杉材を使っているせいで、まだ新しかったころから、濡れるとヌルヌルと滑りやすくなって危険でした。山のことを知らない人が山道を作るとこうなるという見本ですね。そういえば奈良県大峰山系の釈迦ヶ岳も、世界遺産に指定されてから木製階段を設置し、そのせいでかえって事故が増えたという話があります。ありがた迷惑ってやつですね。





開成皇子(かいじょうおうじ)の墓の前で記念写真。開成皇子は竜王山の岩場で修行をしたとか、ポンポン山にある神峯山寺(かぶさんじ)を創建したとかいう説がある、北摂の山々と寺院に縁が深い人です。





退屈な車道歩きの後、箕面大滝に到着。すっかり落葉した木々に囲まれた滝は寒々としてました。悪さをするサルがいなくなってからは、野良猫が幅を利かせてました。





名物「もみじの天ぷら」などを売る土産物店が立ち並ぶ通りに出てから、とある酒屋の前で全員が立ち止まり、次々と店の中へ。「箕面地ビール」はもちろん、日本酒党は地元秋鹿酒造の「ひやおろし」を買ったり、なぜか新潟・菊水酒造の「五郎八」を手にする人も・・・。みなさん、もうすっかり観光モードで土産をゲットし、ホクホク顔です。それも登山の楽しみのひとつですもんね。ともちゃん語録にもあります。「山がよければ水がうまい。水がうまければ酒がうまい。」おいしいお酒は、そこにある山々の恵みでもあるのです。

さて、その山の恵みをさっそくいただくことに。酒屋の向かいの食堂で、箕面地ビールの杯を傾け「カンパーイ!」楽しい忘年会となりました。


山を歩いた後、おいしいお酒を飲み、楽しい会話をして、帰りのバスで居眠り・・・。最高の幸せです。

本年はともちゃんにとって初めて担当する講座となり、頼りない指導ぶりにあきれることも多かったと思います。みなさん、よく我慢してお付き合いくださいました。ありがとうございました。来年は、ちょっとぐらいは成長すると思われますが、あまり期待せず、おおらかな気持ちでお付き合いください。

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